カリタスジャパンは、東日本大震災に対応するために仙台教区が立ち上げた「仙台教区サポートセンター」による支援活動をお手伝いしています。このブログでは、仙台教区サポートセンターの活動を中心に、カリタスジャパンが携わる様々な支援活動について紹介していきます。

ボランティア急募

 東北もようやく暖かくなり、ゴールデンウィークももうすぐ終わろうとしています。ゴールデンウィーク中は、全国から大勢の方々が被災地を訪れ、ボランティア活動に協力して下さっています。心より感謝申し上げます。
 しかし、ゴールデンウィークが終わると、ボランティアさんは激減します。現在のお申し込み状況では、「ベースで活動するボランティアさんが誰もいない」という日が続くことさえ現実味を帯びてきてしまいました。
 どんな痛手を負った人もやがては一人で歩き始めます。しかし、最初から一人で歩けるわけではありません。初めの一歩は誰かに支えてもらいながら、寄り添ってもらいながらゆっくりと歩き始めるのです。被災地は、今まさにそのような状況に置かれています。皆さんが側に来て下さることは、確実に被災地の歩みを支えるのです。どうか、ご協力をお願いいたします。

・長期の休みを取って頂く必要はありません。丸一日活動出来る日があればお申し込みを受け付けます。実際、多くのボランティアさんは数日のご滞在となっています。一人一日の活動の積み重ねが大きな力となります。

・現在のボランティア活動には、特別な腕力を必要とする作業はほとんどありません。米川(南三陸)ベースではガレキ撤去もありますが、女性でも持てる小さなものが中心です。



仙台市に咲く八重桜。小さな花が集まって、大きくまん丸な花のように見えます。「まん丸な花」が満開な姿は桜色の雲にも見えます。

仙塩地区カトリック教会復興支援活動意見交換会

 仙台市と塩竃市には合わせて8つのカトリック教会があり、「仙塩地区8教会」と呼ばれています。塩釜ベースに建物を提供して下さった塩釜教会もその1つです。塩釜教会信徒の皆さんはベースの志を引き継ぎ、今でも仮設住宅訪問等の復興支援活動を続けています。それは、塩釜教会だけではなく、8つの教会全てが、仮設住宅訪問、チャリティバザー、被災企業支援等の様々な活動に取り組んでいます。
 これらの活動をよりよいものとして継続させていくために、去る4月29日、8教会の復興支援担当者と仙台教区サポートセンタースタッフが集まって意見交換会を行いました。各々の活動内容を紹介するだけでなく、課題を分かち合ったり、その解決策をともに考えたりすることも出来た、とても有意義な時間となりました。
 そして、どの参加者も、全国の皆様からの支援とご協力あっての活動であることを強調していました。直接ボランティアに来て下さる方々以外にも、多くの方々によって復興支援活動が支えられているということを改めて実感いたしました。心より感謝申し上げます。


意見交換を行う各教会の代表者とサポセンスタッフ。  

米川(南三陸)ベース設置一周年

 米川(南三陸)ベースが設置されて今日で一周年を迎えます。これまでベースの活動にご協力下さったボランティアの皆様、地域住民の方々、そして様々な形で援助下さった全国の支援者の皆様に心より感謝申し上げます。

 米川ベースは東日本大震災による最大の被災地の一つである南三陸町で活動するために設置されました。これ以前に設置された塩竈、石巻、釜石の3ベースは、ベース自体が被災地の最前線に設置されましたが、南三陸町では、最も被災が激しい地域にベースを設置することが難しかったため、南三陸町から少し離れた米川にボランティアベースが設置されました。

 他のベースが傾聴や仮設住宅支援に活動の中心をシフトしていく中、米川ベースではそのような活動に加えて、依然として手作業によるガレキの撤去も続いています。また、米川ベースの最大の特徴は南三陸町の基幹産業である漁業の支援と密接に結びついていることでしょう。南三陸町は日本屈指の漁業の町でした。町そのものが漁業と密接に結びついており、漁業が立ち直らないことには町の復興はあり得ないのです。そのため、米川ベースでは、毎日、地元の漁業従事者の方々と一緒に漁網の修繕や、わかめの収穫のお手伝いを行っています。町の復活そのものに関わっているという充実感が得られると、多くのボランティアさんから喜びの声をいただいています。

 南三陸町には津波によってあらゆるものが失われた広い更地がまだまだ沢山残されています。積み上げられたガレキの山も無くなる気配がありません。やらなければならない仕事はあまりにも多いにもかかわらず、ボランティアの数は減少傾向、人手不足が深刻です。どうか、引き続きご支援とご協力をお願いいたします。

 

福島県のチーズさぶれ

 「山木屋チーズさぶれ」は知る人ぞ知る福島県の銘菓。包装に「ナチュラルチーズ使用のため、チーズの熟成度合いによって1枚1枚味が微妙に違います。」と書かれているように、非常に濃厚、芳醇な、チーズ好きなら思わず何枚にも手を伸ばしてしまいそうなお菓子です。
 しかし、震災によって、このチーズの原材料となる牛乳を生産している牧場が避難区域に含まれてしまいました。そのため、震災以前に入荷したチーズを使い切った時点で、チーズさぶれの生産も終了してしまうとのことです。他のチーズを使っては決して出せない味なのでしょう。もし、皆様がこのお菓子を目にしたら、その場でお買い求めになることをお勧めします。それが最後の一枚なのかもしれませんから。


外箱はいたってシンプルです。「中身で勝負」という気概が感じられます。


中身です。黒く見えるのはチーズの焦げ目で、一枚一枚違います。心から「今チーズを食べてる!」と実感できるお菓子です。

気仙沼と陸前高田の風景より

新聞やテレビ等のメディアでは、被災地の現状が取り上げられる機会がどんどん減っているように思います。もちろん、被災地の現状と言っても状況は様々です。順調に復興への道を歩んでいる地区もあれば、未だに多数のガレキが残っていたり、更地が広がっている地区もまだまだ沢山あります。今回ご紹介する写真は、決して津波が来た直後の写真ではなく、数日前にサポートセンターのスタッフが撮影したものです。


気仙沼にて。大きな船の下敷きになって車が潰れています。どちらも津波に巻き込まれたものがそのままになっているのでしょう。


同じく気仙沼。家が津波で流されてしまい、コンクリートの土台だけが残っています。被災地の沿岸部には、このように土台だけが残された広い更地が決して少なくはありません。


こちらも気仙沼です。何もない更地の中に子どものおもちゃだけが残されています。



これは陸前高田の光景です。津波で流された漁網を、ガレキと同様に一カ所に集めています。これらの漁網はもう使うことは出来ないでしょう。漁師さんにとって、漁網が使えないのは生活の基盤を失っているいうことです。米川(南三陸)ベースでは、漁網の修理や作り替えのボランティアに携わっているボランティアさんも大勢います。

 これらが被災地の状況の全てではありません。しかし、このような風景も沢山残っているという事実を多くの方に知って頂きたいと思います。

サクラサク

 仙台の桜はまだほとんどがつぼみですが、サポートセンター事務局の近所にある公園の桜は一足早く見頃を迎えています。街中で日当たりも良いので他のお花見スポットよりも暖かいのでしょう。


ビル群の一角にあるオアシスのような場所です。


お昼休みには桜を眺めながら休憩したり、写真を撮ったりする市民が集まっていました。

 来週には街の至るところが華やぐことでしょう。東北地方はこれからがお花見シーズンです。お立ち寄りの際には是非ご鑑賞下さい。

南三陸の獅子舞

 南三陸町戸倉地区では、火伏や健康祈願のために獅子舞が行われてきました。この獅子舞は800年以上の伝統があり、南三陸町の無形民俗文化財に指定されています。
 東日本大震災によって、この獅子舞のための祭具や鼓は大きな被害を受けてしまいましが、カリタスジャパンによる支援とボランティアさんたちの協力によって再び獅子舞を舞うことが出来るようになり、昨日(4月15日)、米川(南三陸)ベースのスタッフとボランティアさんが招待を受け、獅子舞を見せて頂くことが出来ました。
 見事復活を遂げた伝統の舞いに、ボランティアさんたちも大感激したとのことです。住民の方々に愛されている伝統行事が復活することにとって、多くの方々が勇気づけられ、人々が集うきっかけとなることを心から願います。




間近の獅子に喜ぶ母子

スタッフ、ボランティアさんたちと記念撮影

花咲く季節

 今年の東北は桜の開花が遅く、仙台でも開花宣言はもう少し先になりそうです。それでも晴れた日の日中は暖かく、春らしい光景が少しずつ増えてきました。写真は仙台教区サポートセンター事務局駐車場にある白木蓮のつぼみです。花が開くまで本当にあと少し。一番待ち遠しい時ですが、そんな今があるからこそ、花が咲いたときの喜びも大きいのかもしれません。


釜石「ご当地グルメ祭り in 平田」

 4月2日は釜石ベース設置一周年でしたが、同じ日に釜石市の平田(へいた)第一仮設住宅の広場と久釜石商業高校の体育館を会場に「ご当地グルメ祭り in 平田」が行われました。



 これは、岩手県沿岸地域で支援活動を行っているカリタスジャパンの各ベースが、「力を合わせてイベントをしよう!」との思いで、企画/実現したものです。各ベースは、ベース長、スタッフ、ボランティア総出で、地元の産物を生かし、工夫をこらして、皆に喜んでもらえるイベントを目指し、準備をしてきました。
 大槌ベースは、長崎教会管区で運営しているベースらしさを生かして九州フェア。九州各地の産物と大槌町で捕れた新鮮な魚、干物を格安で販売しました。


 釜石ベースは鎌倉からやってきた栄光学園の生徒達によるカニ汁、田園調布雙葉学園の生徒によるホットケーキと焼きそば。


 札幌教区が運営している宮古ベースは、ジンギスカン。200食限定で提供したのですが、炭火焼きの本格ジンギスカンはあっという間に配食完了となりました。




 大阪教会管区が運営している大船渡ベースは、やはりたこ焼き!これもあっという間に200食全てが配食完了!




体育館はで、雙葉学園の生徒によるビンゴゲーム大会、輪投げ、お絵かき、ビーズ細工といったイベントが行われ、子ども達が大いに盛り上がりました。この体育館は、電気も水も止まり解体されることが決まっています。その直前ということで、大型発電機を設置して電気を付け、大型の石油ストーブで暖をとる中でのイベントでした。


 当日は平日だったこともあり、仮設住宅に住むお年寄りや女性、春休み中の子どもたちが時間前から行列を作るほどの盛況ぶりでした。
 来場下さった地域の皆様、イベントを企画、運営して下さった各ベースのスタッフ、ボランティアの皆様に心から感謝いたします。


シスターズリレーに関して:追記

先日、シスターズリレーへ感謝の記事を書きましたが、データを補足いたします。一年間に、35の修道会から218名のシスターが被災地を訪れて下さいました。
会を越えて日本中の修道会が一つになったこの素晴らしい活動に、改めて、心より感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。



ボランティアについては
こちらをご覧下さい。


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東日本大震災支援について

お問い合わせ

仙台教区サポートセンター
センターへのアクセス
9:00から18:00まで
電話番号1:090-1217-3233
電話番号2:080-6003-8647
代表email:sendaidsc@gmail.com ボランティア受付用email:sdscvol@gmail.com

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