「仙台教区サポートセンター」は、東日本大震災被災地域の復興支援活動のため、カリタスジャパンの支援を受け、カトリック仙台司教区によって設置されました。支援対象は教会や信徒に限定せず、社会全体を対象としています。

ボランティアさんからの便り

いつも仙台教区サポートセンターへのご支援ありがとうございます。

ボランティアさんからのお便り、今回は2月に石巻ベースでの活動に親子でご参加くださったボランティアさんからお寄せいただきました。
2月、石巻では数十年ぶりの大雪に見舞われましたが、雪に負けずに長野県から来てくださいました。



初めて石巻に行く、その日が来るのをドキドキしながら待っていました。そして、迎えた当日は大雪でした。幸い長野新幹線も東北新幹線も動いていて、昼には石巻に無事に着くことが出来ました。ちなみに、大宮、仙台での乗り換えは簡単で、どれだけ遠いんだろう・・と思っていた東北はこんなに近いんだと実感しました。

カフェにお客さんが見えると、いい歳をして『人見知り』な私はしばらく挙動不審な動きをしていたかもしれませんが、ベース長のシスターと一緒に初老の男性Aさんのお話をお聞きしているうちに、優しい響きの東北訛りが聞き取れるようになり、会話も弾んできました。(途中何度かお互いに相手の言葉を聞き返すやり取りもありましたが。)

Aさんが私達親子と東京から来た男性を近くの海沿いの地域に車で連れて行って下さいました。ベースから車で5〜6分走っただけで、外の景色が荒涼とした感じに変わってきました。
Aさんが車をとめて「あれが門脇(かどのわき)小学校だ」と指さした先を見ると、雪が吹き付ける中おぼろげながら見えたのが「すこやかに育て心と体」という看板と、シートを掛けられた校舎でした。恥ずかしながら、どのように被災したのか知らなかった私は、後でベースにあった記録集と写真集を見て愕然としました。そこでは津波から避難された地域の方々が、その日の夜に起きた大爆発と火事により大勢亡くなられたこと、その火がやっと消えたのは数日してからだったとのこと。今現在も『門小』の児童は中学校に間借りしている日々が続いているなど、この地域の方々の心や体、日常生活に消せない傷を残しているように思われました。それは、そこに行ってみないと知り得ないことでした。



雪の中の石巻市立門脇小学校

言葉にならない、まとめることの出来ない思いをグルグルと巡らせながら一日目を終えました。
そして2日目は記録的な大雪となり、力一杯雪かきのお仕事をさせていただきました。
今回の私のめあては「被災地の状況を知る」ことでした。その地に行って初めて知る、感じることが幾つかありました。そして石巻と、そこに住む暖かい人たちがとても好きになりました。次回はもう少し自分らしさを持って伺うことが出来れば、と願っています。
(長野県 40代 女性)
 
 
今回初めて石巻に行かせていただいて、私はたくさんのことを学ぶことができました。石巻ベースに着くまでに、どれだけ今回の震災の爪痕がひどく残っているのか、緊張しながら辺りをみていましたが、景色を見る限り私の想像していた風景はありませんでした。本当に自分にできることがあるのか不安にもなりました。

ベースに着いてから、ベース長ともう一人のボランティアの方が迎えて下さいました。コーヒーやお茶菓子の出し方を教えていただいた後、緊張の中にさっそく私達にとっての初めてのお客さんが来ました。そのお客さんはAさんという方でした。私は人と話すことが苦手ですが、Aさんのお話をお聞きしているうちに、ぽつりぽつりと、あの震災の時の話をしてくださいました。もしかしたら思い出したくない話だったかもしれないけど、ボランティアで来た私達のために話してくださってとても嬉しかったです。

そんなAさんが、実際に被害を受けた『門脇小学校』というところに連れて行ってくださいました。車の中から門脇小学校を見て『実際にここであの3.11の時被害にあって亡くなられた方がいたんだな』と改めて感じました。その道の途中でも甚大な被害を受けた日本製紙の工場や、震災直後も人々のために手書きの新聞を書いて配った石巻日日(にちにち)新聞の建物を車の中から見ることができました。その時になってやっと石巻はそんなことがあった所だったのかと感じました。

その後もサロンでお客さんのお話を聞き、一日目の仕事は終わりました。その日は緊張もあったせいか、どっと疲れが出て朝までぐっすり寝てしまいました。


長野からのボランティアさんもびっくりの大雪

そして2日目の朝ものすごい衝撃を受けました。石巻では大正時代以来(91年ぶり)の記録的な大雪が一晩の間に降り積もっていたのです。朝のお祈りを終えた後、スタッフのシスターにさっそくベース周辺の雪かきを頼まれました。雪かきを甘く見ていた私には、とても大変なものでしたが、息をゼーゼーさせながら雪をかいていた時、通りがかりの人に『ご苦労様です!』と言われると俄然やる気が出ました。雪かきの大変さを思い知りました。

 

お昼を食べた後、大雪の影響で急きょ帰ることになりました。最後にスタッフのシスターに『今度また一人で来ます!』と約束し、お別れしました。
この二日間で私は普段絶対経験できないことを体験させていただきました。大震災が起きた当時、中2だった自分から今に至るまで、テレビや新聞の中でしか知らなかった震災に関わるいろんな問題について、行ってみないと分からないこともあるものだと思いました。
事前にいろいろと教えて下さった篠ノ井教会の方々、私が勝手について行ってしまって迷惑をかけてしまった母にも深く感謝しています。本当にありがとうございました。
 
(長野県 10代 女性)


ご自宅に帰ってからも、親子で石巻での体験を分かち合っておられることでしょう。
「また来ます!」という言葉はスタッフの励みにもなっています。

仙台教区サポートセンターでは、ボランティアに参加された方からの感想文を募集しています。
字数の制限はありません。また、活動期間の長さも問いません。
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