「仙台教区サポートセンター」は、東日本大震災被災地域の復興支援活動のため、カリタスジャパンの支援を受け、カトリック仙台司教区によって設置されました。支援対象は教会や信徒に限定せず、社会全体を対象としています。

ゴールデンウィークを目前にして

被災地の現場は日に日に変化していっています。昨日石巻に行ってきましたが、この日は始業式で、いたるところで生徒の皆さんが制服姿で歩いていました。


お父さん、お母さんと歩く高校生(石巻市)

震災から一ヶ月、制服姿で歩く高校生を見て驚く自分がありました。こうしたほほえましい風景が異常に思えるほど、被災地の環境は異常です。車が転がり、がれきが積み重なり、ヘドロがにおう環境が普通の日常風景になってしまっているのです。

被災地はまだまだボランティアを必要としています。泥かき、泥かき後の日用品や思い出の品の清掃、仮設住宅への引っ越し、傾聴など、様々な時期にそれぞれのニーズに応える活動が何年も必要になります。すでに書きましたが、3月20日に始めたボランティアの受け入れから、ちょうど一ヶ月の4月20日にボランティア登録は500人を超えました。どうか、これからも多くの人に参加していただき、長くこの活動を続けて行けたらと願っています。

ゴールデンウィークが近づき、この期間の参加申し込みを多くの方から頂いています。すでにボランティアベースはパンク状態で、4月29日から5月4日まではこれ以上受け入れができない状況です。逆に、それ以降は申し込みが少ない状況ですので、引き続きご協力いただけたらと思います。

ある事務局スタッフの想い

ボランティアにでかける方へのオリエンテーションをしていて、必ず皆さんがうなずき、声をもらす説明は「わたしたちにとっては、泥にまみれ使えないように見えるものでも、持ち主の方にとっては大切なものです。」

私たちは現地で体を使って被災者の方の姿を見て働くわけではありません。でも、皆が、同じ心でボランティアに来られるのを「いってらっしゃい!」「気をつけて!」と送ります。そして、「おかえりなさい」と迎えます。

ボランティアに行かれた方が戻ってきたときは報告を聞きます。皆、声をそろえて、ベースで寝泊まりしながら、同じ目的のために働く仲間に出会えた感謝、ボランティアを支えて下さる沢山のボランティアの方への感謝、そして、こういう機会を与えてくださった、受け入れてくださった、この支援のあり方に感謝して帰られます。

現地で働かなくても心はつながっている・・・そう思います。


塩釜ベースの活動

ボランティアさんの仕事内容は場所によって様々です。時期によっても刻一刻と変化しています。今回は塩釜での活動の一例をご紹介します。最近は室内の片付けが増えています。

床板をはがす

津波で浸水したお宅です。一度床板をはがして清掃しています。

戸を外す 

戸板を外に出して洗っています。

皿1 

幸いにも無事に残った食器類。大切な品なので丁寧に拭いていきます。

皿2

きれいになったら箱に納めていきます。

こうした作業を経て、少しずつではありますが、被災者のお宅が日常に戻っていきます。


ボランティア人数

4月18日付けで、仙台教区サポートセンターに登録して下さったボランティアの人数が500人を超えました。全国からのご支援に心より感謝申し上げます。引き続きご協力をお願いいたします。

七ヶ浜の現状

七ヶ浜は日本三景松島に近い海辺の町です。その名の通りいくつもの海水浴場があり、夏には多くの海水浴客やサーファーで賑わいます。七ヶ浜は、町全体が海に面していることもあって今回の津波で大きな被害を受けました。復興のためにもまだまだ多くの人手を必要としています。本日より、塩釜ベースでは七ヶ浜災害ボランティアセンターにもボランティアを派遣します。引き続き皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

七ヶ浜クレーン

重機で撤去される瓦礫の山。まだ引ききっていない水が津波の威力を物語っています。

七ヶ浜船

建物の上に小型船が乗っています。こんな非日常的な光景が、被災地にはたくさんあります。


ローマ教皇庁大使訪問

 4月10日(日)、ローマ教皇庁大使アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教様が塩釜ベースを訪問なさいました。カステッロ大司教様はその後、塩釜のボランティアセンターと七ヶ浜の被災地を視察なさいました。教皇大使の訪問は、ボランティア活動中の方々にとっても大変励みになりました。

教皇大使

右から3番目が教皇大使のカステッロ大司教様。右から2番目は仙台教区サポートセンター長の平賀徹夫司教様。


春の訪れ

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、春分前の東北は冬そのものです。今年は特に春の訪れが遅く、震災以降も被災地には何度も雪が降りました。多くの被災者が、ガスも電気もない中で寒い夜を過ごしました。そんな東北にもようやく春がやってきたようです。ここ数日は日差しも暖かく、風が吹いても心地よさを感じるようになってきました。どんな時でも季節は巡ります。春の暖かさが、被災地の人々の心に希望をもたらしますように。Photo-0476.jpg

被災地の路肩に咲くオオイヌノフグリ


一ヶ月

震災発生から今日で一ヶ月経ちました。三分近く続いたかき回されるような揺れは昨日のことのように思い出されます。今でも大きな余震が続く毎日。揺れに慣れてしまったのか、それとも揺れに怯え続けているのか、自分でもよく分からない中で日々を過ごしています。

 震災などなかったかのように、当たり前の日常が戻っている地域もあります。まだまだ復興がほとんど進んでいない地域もあります。歩く速さや歩幅は違っても皆が歩み始めています。歩み続ける皆様と、共に歩み続けるボランティア活動でありたい。そう願っています。


4月7日23時32分

サポータセンターのボランティアに入った初日の深夜、これからの1週間どんなことになろうかと、うとうとしていた時だった、突然揺さぶられた。前後左右にゴォーガタンガタン。すぐに止まると思わせるレベルを遙かに超えて凄い揺れ。動けない、この建物耐えて!お願いと過去に経験のない恐怖に縛られた。これより怖い思いを東北の人たちはされたんだと言うに言われぬ思いがした。

しばらくすると、消防車や救急車のサイレンの音が響いてきた。沿岸の三つのベースに入っている人は大丈夫でだろうか。津波警報はどうなっているか。3月11日の東京での地震もかなり怖かったが、今回はそれを数倍上回わり、東日本大震災はそれを何十倍も上回るものだったことだろう。被災地は目にしていないが、今回覚えた恐怖とともに、家を流された方、亡くなった方、被災後、今を一生懸命生きておられる方々の痛みやつらさに心を寄せつづけ、出来ることをしていきたいと改めて思った。
 

今回の余震で壁が落ちた元寺小路教会大聖堂

七ヶ浜の避難所にて。

トイレの場所が分からなくて近くでボールを蹴っていた小学生たちに聞いた。

「トイレってどこですか?」すると「真っ直ぐ行って左だよ」と教えてくれた。帰りにまた彼らの前を通り「ありがとう、おかげで助かった」というと「どこから来たの?」と聞き返される。


「東京からだよ、ここに住んでるの?」

「そうだよ。家みんな流されたから」

「そっかぁ。」

「配布は?」

良く聞き取れなかったので聞き返す。

「ん?」

「配布はないの?」


仙台に来て様々な悲惨な状況を見聞きしたけど、ダントツで衝撃的だった。

ごまかすような答えを残し逃げるようにその場を立ち去ろうとすると・・・

「じゃあねーバイバイ。」

振り向くと超笑顔。

 
彼らのために頑張りたい。


七ヶ浜の惨状



ボランティアについては
こちらをご覧下さい。


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FAX番号:022-797-6648
※ボランティアのお申し込みは9:00から15:00の間にお願いします。
代表email:sendaidsc@gmail.com
ボランティア受付用email:sdscvol@gmail.com

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